直訳で「苺水晶」という可愛い名前の石。ストロベリークオーツは厳密な定義はありませんが、人気の高いゲーサイト(針鉄鉱)入り水晶を掲載しております。
ちなみに「ファイヤークオーツ」と呼ばれる色合いの似たレピドクロサイト(鱗鉄鉱)入り水晶も存在しましたが、2004年頃にカザフスタン産のゲーサイト(針鉄鉱)入り水晶が市場に出始めて、コレクターの間で高値で取引されるようになったのをきっかけに、いつの間にかレピドクロサイト(鱗鉄鉱)入り水晶も含めて「ストロベリークオーツ」と呼ばれるようになってしまっているのが現状です。
アフリカ産やブラジル産にも同じようなゲーサイト(針鉄鉱)入り水晶がありますが、色合いは群を抜いてカザフスタン産の方が綺麗であるため人気があります。最近ではインドでも採取された情報が有りますがレピドクロサイトの内包量が少なく、色合いが薄いため、カザフスタン産の方が綺麗と言われています。
カザフスタン産の中でも特に珍しいとされるものは、最高峰に位置する4000m以上の高地で採掘されたストロベリークオーツです。残念ながら現在は採掘されておらず今後の入荷はキビシイ状況です。
今回掲載中の丸玉ビーズは見た目のシンプルさとは逆に、原石をとても贅沢に使用するため、実はこう見えても高級品なのです。現在の原石採掘の状況から考えると、丸玉のビーズが今後制作されることは厳しいでしょう。
見た目の色や大きさがある程度揃った丸玉ビーズをご提供できるのは「今だけ」とお考えください。
本品はブレスレット用のビーズとして輸入した品を小分けして販売しております。
天然石ですので、内包の偏ったもの、クラックがある、表面のわずかな平面部分がある、などを含みます。
採掘が終了した石ですので、現在は本品が最高級となっております。
※弊社独自の採掘者からの情報です。(情報の無断使用はお断りいたします)
カザフスタンの隣国から10kmの位置で採掘されている原石は、隣国の内乱やテロ組織の存在が確認された為に採掘不可能となっているそうです。
さらに厄介な事に硬質の岩石を砕かなければ採掘がでないため採掘用の重機が必要となるのですが、4000m以上の山岳地までヘリコプターで運ぶ事になる為、相当な時間と資金を要するとのことです。しかも事前の鉱脈の調査さえできない状況では採掘は見込めないとの事でした。
この採掘者は5人前後のチームで採掘していましたが2006年でカザフスタンでの採掘は終了したという話でした。